骨粗しょう症といわれたら

骨粗しょう症といわれたら食生活を見直しましょう!

骨粗しょう症とは・・・
骨粗しょう症とは、骨の強度が低下し、骨がもろくなって、骨折しやすくなる病気です。
閉経後の女性や高齢者に多く見られます。
脊髄(背骨)がつぶれたり変形したりすると背中の痛みや腰痛が起こり、大腿骨(太腿の付け根)の骨折では歩く事ができなくなり、多くの場合には手術が必要になります。

骨粗しょう症

骨粗しょう症の初期では、痛みなどの自覚症状がないことが多く、骨折によって初めて骨粗しょう症がわかる場合があります。
高齢者の骨折は寝たきりの原因のひとつですので、骨粗しょう症の予防と治療は重要です。

骨粗しょう症になりやすい人は・・・
年齢とともに誰でも骨量が減りますが、その減り方は体質や生活環境により個人差が見られます。
・女性
・遺伝
・小柄な人や痩せている人
・偏食や過度のダイエット
・運動不足
・病気
・肝臓や腎臓の病気がある場合
・甲状腺機能亢進症がある場合
・胃を切除した場合
・副腎皮質ステロイドの薬を長期間服用している場合
・タバコを吸う
・過度の飲酒
・骨折したことがある

治療の方法は・・・
食事療法と運動療法が基本となりますが、適切な薬物療法を組み合わせることによって効果的に骨量を増やし、骨折を防ぎます。

まずはカルシウムをとり、さらにその吸収に注意します
1日に取りたいカルシウムの量は骨粗しょう症の方で800mgです。

ポイント1 カルシウムを多く含む食品をとりましょう
●牛乳・乳製品
・牛乳
・ヨーグルト
・チーズ
●野菜、海藻
・かぶの葉
・小松菜
・大根の葉
・春菊
・切り干し大根
・ひじき
●小魚類
・干しエビ
・きびなご
・わかさぎ
・たたみいわし
●大豆製品
・木綿豆腐
・生揚げ
・高野豆腐
・がんもどき

カルシウムUPのために
・細かく刻んで炒ったかぶの葉(20g)+桜エビ(3g)をご飯にふりかける。
・じゃこ(10g)を玉子焼きに加える。
・ゴマドレッシング(1人分練りゴマ大さじ3/4でつくる)をグリーンサラダにかける。

カルシウム以外にも大切な栄養素があります。
ビタミンDを味方に
カルシウムの吸収をよくする栄養素の代表がビタミンDです。
ビタミンDは食品から摂取できますが、紫外線にあたると皮膚でも合成されます。

適量のタンパク質を
適量のタンパク質をタンパク質を構成するいくつかのアミノ酸がカルシウムの吸収を助けます。
ただしとりすぎるとカルシウムは体外で排泄されやすくなりますので、ご注意を。

マグネシウムやリン、ビタミンKなども骨に関与していますが各栄養素の摂取バランスが大切です。
偏った食事をしないように気をつけましょう。
ポイント2 骨のためにとりすぎに注意したいものがあります
●リン
過度の摂取はカルシウムの吸収を阻害します。
・魚介類
・肉類
・加工食品(食品添加物として)
●食物繊維
カルシウムを吸着して体外へ排泄します。
・野菜類
・玄米
・海藻
・豆類
●ナトリウム
カルシウムの排泄が促進されます。
減塩を心がけましょう。
・塩
●アルコール
アルコールのとりすぎは、カルシウムの吸収率を低下させるだけでなく、ビタミンDの働きも悪くします。
・ビール(中ビン)1本
・お銚子1本
・ワイングラス2杯

骨とカルシウムの役割について
骨の役割は大きくわけて2つあります。
ひとつは、身体という構造物を支える柱のような役割で、もう一つはカルシウムの貯蔵庫の役割です。

人の場合、カルシウムの99%は骨に存在します。
残り1%は血液、神経、筋肉などに存在し、血圧や神経の働きを調節したり、血液や体液の状態を一定に保つなど、生命活動に関わる重要な働きをしています。
血液中のカルシウム濃度は一定に保たれていますので、食事中のカルシウムが不足すると、骨から不足分が補われます。

いつも骨からカルシウムが補充されていると、骨のカルシウム量すなわち骨量が減少してしまいます。