身近な科学を分析

■第3章
身近な科学を分析

毎日の生活のなかで感じる不思議を「なぜ?」と感じる気持ちが科学に親しむ出発点。
正しい科学の知識を身に付けて、仕事に、暮らしに活かしたい。

コーラにメントスを入れるとコーラが吹きあがるのはなぜ?

メントス
子供のころ、ガムを噛みながらチョコレートを食べると、ガムが溶けてしまった記憶はないだろうか。
これはガムの原料である樹脂が油分に溶ける性質を持っているからだ。
そのためポテトチップスなどの揚げ菓子と一緒に食べてもガムは溶ける。
この知識、知っておくと髪や床にこびりついたガムを取りたいときにも応用できる。
そんな時は、サラダオイルなどで溶かせば落ちるのだ。

一方、コーラの中にメントスを入れると、コーラが噴水のように吹き上がる「メントスガイザー(間欠泉)」という現象をご存じだろうか。
米国のTV番組で紹介されて話題を呼んだこの現象、原理はメントスの原料と形状、コーラの原料の反応によるもの。
コーラに含まれている水分子は互いに強く引き付けあい、表面張力によって二酸化炭素を囲い込み、新たな泡をつくらせないように働いているが、ここにメントスを加えると、含有するゼラチンやアラビアガムが溶けて界面活性剤の役割を果たし、水分子の表面張力が低下。
二酸化炭素が逃げ出すとともに、二酸化炭素が泡をつくるのに最適な環境をメントス表面の無数の穴が提供。
その結果、一気に発泡が進むのだ。
特にダイエットコーラ+メントスで最も激しい噴出が起こると言われている。
他の炭酸飲料と比較実験を行えば、楽しみながら化学心を養えそうだ。